Hotwired Japanの更新についてのお知らせ
http://hotwired.goo.ne.jp/info/info060329.html
今頃かよ!と、突っ込まれそうですが「ホットワイアード」が更新停止していた。アナログの雑誌だと
「休刊(でも、ほとんどは事実上廃刊)」に相当する状態ではないかと思います。
割とこういった媒体の裏情報は入ってくるほうで、しかもホットワイアードは愛読紙、いや愛読メディアなので、もう少し何か分かっていても良さそうなのですが、実際周辺情報はまるで無し。日本版ワイアードのデビュー時点からの愛読者としてはかなり残念です、という月並みな感想しか述べられません。
少なくとも今ネット生態系を中心にして政治や経済や文化がどう回転していっているのか?は、とても世間的に関心を持たれている分野だと思いますし、それをただの速報メディアだけでなく、読み応えのある取材記事として享受できるとすればそれなりに付加価値があるように思うのですが。
ただ、それを電子的かどうか?(今ならデジタルがデフォルト?)双方向的かどうか?(双方向とする考え方がデフォルト?)有料媒体かどうか?(広告媒体=無料提供がデフォルト?)といった当たり前の前提条件抜きに再度検討してみる価値はあるのではないでしょうか?
それともワイアード的なネットカルチャーを軸足にしたジャーナル自体が、スタンスとしてはもう古色蒼然なのでしょうか?日本のカルチャー雑誌は、「音楽」「映画」「文学」「ファッション」「食」「グッズ」「建築」などいろいろな分野を軸にして成立してきましたが
、「経済」と「デジタルまたはネット」という切り口ではなかなかうまく立ち上がっていません。
それは国民性?編集者層の資質の偏り?消費者の嗜好性の偏り?など様々な検討の切り口がありそうですが、僕自身は興味がありますし、知的好奇心をくすぐられる関心分野であり続けています。
例えば素晴らしいアルファブロガー達の記事を読みながら一方で、それらを束ねて動向を推し量るような
メタブログ的なメディアがあってもいいのでは?などと考えます。