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mixi経済予測2005
mixiでは、日々様々なクリエーター同士の出会いとコラボレーションが発生している。
コミュを軸にして、さらにダイアリーやマイミクやメッセージが連動して、新しい関係と協同が細胞の自己組織化よろしくどんどんオーガナイズされている。でもって、こういうことが可能になった要因としては、


☆システムが軽い
☆ユーザーが多い
☆ツールのデザインが適切


といったコンピテンシーがmixiにはあるように思います。
また、そもそもコミュニティが和み系なので、参入ハードル低く感じるのも良いですね。
あるいは、とりあえずコミュを立ち上げて、後はいよくある人に後任を任せる的な運営も散見されます。
(※mixi行動科学とかmixi交渉術とかもまとめると面白そうです!)

blog設置者が年内に1000万人と予測されているのですが(Technorati予測)、この調子で行くと、mixi人口はその内の10%、100万人くらいにはなっているかも知れません。
潜在的には200-300万人くらいのポテンシャルはゆうにあると思うのですが、そうすると現状のblogユーザー数とほぼ同程度です。


で、ここまで来れば、mixiで生活を建てている(ex.ヤフオクディーラーとか、eBay個人商店と同じ)人達の集団が一定数出てくるでしょうね。


そういった場合、はてなポイント的な仮想マネーとか、それこそ、個人で利用可能なクレジット決済サービスとか、あとは、送金用のネットバンキングとか、はたまた企画交渉用のコンペ、あるいは情報商品の個人間ディール、あるいは個人創作物(手芸品とか小物などの個人間流通なら、需要はすぐに見込めそうだ)の購買などなど、そういったニーズを満たしてくれる、


アイデア次第でいろいろ使える「オークションツール」なども欲しくなってきます。


もちろん、そういう動きは着々とあるのでしょうが、会員数の確保の次は、上記のような生活インフラ整備がマストでしょうね。

特にmixiはクリエーター的な層の厚みが非常にあり、その活動もアクティブですから、今後の展開に期待したいところです。

mixi経済は年内にブレイク可能と見た。
| コミュニティ経済原論 | comments(0) | trackbacks(0)
mixiマーケティングの走り書き?
相変わらず「複雑な社会と単純な法則」系の話題なのですが、マイケル・デルがしつこいくらい「セグメンテーション」の重要性を繰り返して力説しているコトは当然の成り行き(帰結)なのだなぁ、といまごろのように納得。
つまり、臨界点到達の為には、ターゲットのプロファイルに迫らなければならない。
また、コアコンピテンシーを重視すべし、というのも当然で、あるマーケティング・メッセージがバイラルに伝染をしていくためには、もちろんそのメッセージ自体に「特異点」がなければならない。そう考えると、ティッピングポイントとかキャズムで描かれていることを統一的にモデル化できるのかも知れません。スモールワールド論。

ターゲットをしっかりシャープに見据えて、バイラルに伝染するべきメッセージを峻別し、伝播する。もちろん伝達チャネルも、当該メッセージと受容者たるエンドユーザーにとってバイラルに働く媒体を優先的に選択すべき。そう考えるとマーケティングの基本は実にシンプル。
24-twenty four-パート3の攻撃側に回ると言ってしまうと非常にネガティブな感じがしますが(決して、我々はテロリズムに荷担するわけではないですからね)、ただ、コンセプトは同じ。

また、あるメッセージが伝染し流行するかどうかは、実は数理的にも簡単に試験できるのですが、いわゆるマスコミュニケーションとマスプロダクションに慣れた思考法だと納得しづらい面があります。

そういう意味でもネットとコミュニティの持つ力をゼロベース思考で体感・受容している世代というのは、それだけでもアドバンテージがあるのかも知れない。

なにしろ、メディアとメッセージへの感性と対処法が真にネット化されていますから。

(mixi日記を加筆修正して転載)

| コミュニティ経済原論 | comments(0) | trackbacks(2)
未来の本=未完の書☆mixi出版のアイデアスケッチ
自分が大学生だった当時かなり議論されていたのが、「生命は」「偶然か?」それとも「必然か?」っていう問いかけと、あとはゲーデルの「不完全性定理」のもたらす影響。後者はともかく、前者はいまだ決着を見ない、これまた永遠の謎なのかも知れませんが、

案外「するっ」と説明可能になるかも知れません。

さらに、例えば検索エンジンやWikipediaなど、言語を巡る「終わりのない営み(定義を与えても、またさらに細分化とメタ化が起こる!)」にも、なんらかの解法が提示される日が遠くないのかも知れません。

いや、別にそんな神がかったことをイメージしているわけではなく、ネットワーク理論である程度の所までは(その成り立ちや変化についての)説明が可能ではないかと、最近、話題になっている「複雑な社会と単純な理論」を読みながら思ったからです。

例えば、

 ☆世界中の人間をそれぞれ繋げるパスが一定数に収斂する
 ☆ある人からある人への交友関係のパスが一定の度数に収まる
 ☆全く接点や類縁性が無い者同士を繋げるのは、弱い関係性だ

などの諸条件を数理的に解明できるモデルがあるとしたらどうでしょう?

これは実はかなり判明しているらしく(まだ少ししか読んでいないのだ..笑)、例えば、ランダムなラインドローイングと、電話線のネットワーク、ガス管の配管、営業マンのお得意先廻り、河川の枝分かれ、ウイルスの伝染経路、脳細胞の神経経路、人間関係、流行商品の発生、世論形成、お金持ちがさらにお金持ちになる理由(ウィナー・テイクス・オール)、などなど、様々な事象が(ある程度までは)説明可能らしい。恐らくmixiでの社交活動もかなりのレベルでモデル化が可能だろう。


で、数理に基づく。と、いう点の良さは、

☆比較的簡単に判定が可能で、
☆応用範囲が広いという

メリットがあって、結果、最初は「なぜ蛍は同期して明滅するのか?」と、いうなんだかひどく魅力的な現象を数理的に解明(と、いうかモデル化)しようとしたところから始まり、やがて社会科学や生物学などにどんどん適用され、思ったよりいろんな分野での実証が進んでいる(らしい)。

で、このネットワーク理論のユニークなところは、

☆単純なネットワーク接続(6本のパスを左右の隣接した点に繋げるとか)

に、

☆ちょっぴりのランダム

を加える(僅かでいいので、幾つかのパスをランダムに張る)

だけで、どうもうまくモデル化(つまり、現象の説明に使えそうな模式化)ができるようだ、という発見が起点にあるところです。

うーーん、と、唸らざるを得ない。

実は、これはなかなか奥深い洞察&試案であり、いままでなかなか解明できなかったことに一筋の光明をもたらすアイデアだと感じます。

最初の「偶然か必然か?」でいくと、


「基本は必然ね!」で、
「ちょっぴり偶然をプラス〜」っていうアレンジを行うわけです。


この着想ひとつで、世界の諸相が、一定の角度から取り出せて、分析可能になる!かも知れない。..サイエンスは面白い&アートやビジネスにも応用可能なところが、さらに素晴らしい。

ってことで、このエントリーのタイトルに戻るのですが、未来の本は、

「必然と偶然」を取り込んだ、
「未完の書」になるだろうということです。


でも、例えば、「聖書」も「論語」も「コーラン」も「平家物語」も「風姿花伝」も「三国志」も「金瓶梅」も「アーサー王物語」も、実は近代以降の「作者」という個人的な存在はいないわけで、伝承とか、口伝を、いろんな人が聞き伝えたり、書き伝えて来て、やがて本として成立している。

あとは、仏典とか論語なども、その多くは、いろんな解釈、読み方の提示(あと、歴史書もそうですね)によって幾万の書を生成し続けている訳で、そもそもが本って、そういうモノなのかも知れない。


未刊の書、こそ未来の本のスタンダードなのです。きっと。


そういう観点で、コミュニティと本とを考えると、非常に楽しいわけです。無茶苦茶可能性があると思います。

だから、

☆少額課金の仕組み
☆個人認証の仕組み

が構築しやすいmixiプレミアムは断然支持!なのです。

mixi経済とmixiコミュとmixi出版をようやく一本の糸で繋げられたので、満足!

(ちょっと妄想も入っていますが....当エントリーはmixi日記を転載したものです)

| コミュニティ経済原論 | comments(0) | trackbacks(0)
mixi出版事始め
このGWの間、mixiに深く潜行していました。その間、mixi出版、mixiビジネスについていろいろと考えを整理し、またそのうちの一部は実行に移しました。

今まではmixiで下書きした内容をblogに掲載するという流れだったのが、今は完全に逆転しました。mixiで考え実践することがメインで、そこから生まれたモノをblogにフィードバックするという流れです。GW中に読んでいた「複雑な世界と単純な法則」を読んでいると、このアプローチには一定の妥当性があるような気がしてきます。

今はまだテスト段階ですが、今後いろいろと成果が発表できると思います。まずはmixiによる出版から、になるでしょうが、もっとディープなところでビジネスの可能性を秘めていると思います。

※それにしてもJUGEMサーバーの重さには益々磨きが掛かっているような気がする。
| コミュニティ経済原論 | comments(0) | trackbacks(1)
欲望格差社会を越えて..「日本流」の新雇用創出は可能か?
NHKの討論番組で「格差社会」というテーマが取り上げられた(Livedoor堀江社長出演)際、それについて言及しているblogで散見された「希望格差社会」。

時代を切り取った、非常にいいキーワードだと思ったのですが(Googleで検索すると2万件程Hitしました)、これは言い換えると「欲望格差社会」とも表現することができますね。

将来のビジョンを持って積極的に問題解決をしていこうという意欲を持つには、「大変だけど、なんとかより良くしていこう!」という欲望を抱いていることが前提になります。

そもそも「欲望」を持てなければ、消費も生産も共にコミットをでき辛いですし、例えば生活レベルの向上とか、社会環境の底上げとか、いろんなレイヤーで自己表現/自己実現していこうというを志向性を持てません。そして、そういったコミットメントを持てないことは、負け組の負け状態をスパイラル的に強化していきます。


ここで、まるで話は飛ぶのですが、いわゆる「萌え」という感覚は、その「欲望格差社会」問題にとっての、ひとつの解決策になりうるのでは?と、思いました。

特定の関心分野に萌えて、模倣にしろバリエーションにしろ、何らかの興味対象とコミットをしながら、それを深耕し、自分視点で取り込み、自分なりの解釈によって再表現していく。いわば「欲望」の先の「創造」ですね。

そして、こういったスパイラル的なのめりこみ現象は、少なくとも「自分らしい角度で」「世の中との接点を新たに見いだしていく」ひとつのチャンスになる可能性があります。

いわゆるマスメディア的なコンテンツが非常に成立しづらくなっている現在に於いて、極端にニッチ化したキャラクターや物語世界を、それぞれの独自解釈で突き詰め、アレンジしていく志向性は、実は、非常に高度な知的表現スタイルなのではないかと思うのです。


例えば、アーサー王の聖杯物語の編纂を通じて「英語」が発達を遂げたように。

あるいは「平家物語」や「太平記」の成立を通じて、日本語および日本的な美意識が発達していったように。

はたまた、歌舞伎世界が「曾我兄弟」というある種汎用的な物語のバリエーション化を通じて磨きをかけてきたように。

そんな相互編集型ネットワークの網の目を通じて起こる再表現欲求はまったくもってあなどれません。

本来(聖書や仏典、コーラン、論語などに代表される)「大いなる物語」は、大勢の人間同士の相互編集を経て生まれてきたという経緯があります。もっと後の時代の「西遊記」とか「三国志」などもそうですよね。

「鋼練」の世界に見る並列世界の面白さ、編み出されるオルタネーティブな歴史観。トマス・ピンチョンのVも顔負けではないでしょうか?

「ポケモン」の描いた仮想の自然界。様々なキメラを自由自在に生み出し、その怪獣達との共生世界を描く懐の深さ。レヴィ・ストロースもびっくりの「野生」の表現ではないでしょうか?

「ニートを激減する!」計画が、単に既存の職業感や既存の企業体に適合させるためだけの教育、それら旧態依然たる価値観への帰属を目指すベクトルでのみ進むとすれば、余りに「寒い」ように感じます。


せっかくの素晴らしい知的創造環境を持つ、「日本ならではの戦略」があってもよいのではないか?
例えばIT系のコンテンツ、ケータイ関係のサービスには、それこそ日本ならでは!の感覚や美意識を活かすことによって、さらに付加価値を増すことが可能なのではないかと。

そういったアプローチを取る際に、決して今までの日本企業社会的価値観にのみ依拠する必要は全くないのでは?..と。


なにしろNRIがレポートして、いまごろ世の人々が発見した「萌え」産業。ここまでくるにはものすごく手間暇掛かっていますからね..。意外と国際的な競争優位があるかも知れません。

そう言えば、ガンホーとブロッコリーが共同でMMORPGの開発を行うことを発表して、その後株価高騰していますが、これには正直余り「ぐっ」と来ません。あまりに「あざと」過ぎて。

なにしろNRIがレポートして、いまごろ世の人々が発見した「萌え」産業。ここまでくるにはものすごく手間暇掛かっていますからね..。以外と国際的な競争優位があるかも知れません。

そう言えば、ガンホーとブロッコリーが共同でMMORPGの開発を行うことを発表して、その後株価高騰していますが、これには正直余り「ぐっ」と来ません。あまりに「あざと」過ぎて。


R30さんのブログにてニート問題関連のTBをチェックしていて発見した「一日一喝」。「ニートを突然考えてみる」に記載のあった下の部分、

 最初にお詫びしておきますが、このblogを置いているJUGEMのサーバ負荷が12月に入って高まったまま一向に改善しません。少しでもグラフィックを軽くしようと、これ以上ないほど軽いスキンにしてみましたが焼け石に水な感じです。
 R30さんたちのネットジャーナリズム論議に参戦したときは瞬間的にアクセスが200を超えたものですが、最近はニート問題が熱いようです。労働経済学は正直よくわかりませんが、いくつかコメントを。


いや、もぅ大変ですJUGEMユーザー。なんだか内容について共感する前に、サーバー反応速度のひどさに共鳴してしまいました(笑)。
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Google出版はRSSの夢をみるか?
エントリーのタイトルが、そのまんまR30さんのエントリーのぱくりですが....。
ちょっと前から書いておきたいと思っていた「Google 出版」について書きます。

実は2年前、1年契約でとある出版社さんのコンサルティングをお受けしました。
(関連記事が過去のigulogにも出てきます)

その当時ご提案したのが、

1)出版インフラの電子化
 (コンテンツが電子化アーカイブ&オンデマンドで提供できるサービスの導入)
2)社内情報共有
 (マーケティングデータがリアルタイムに入手可能、機動力満点の編集会議を実現)
3)自社サイトのブログ化
 (コンテンツマネージメントの効率化、SEO最適化、TBによる読者とのコミュニケーション活性化)

だったのですが、残念ながら全て実現しませんでした。もちろん私のコンサルタントとしての未熟さに起因する部分も多く、それは反省しているのですが、今更のように、

1)既存の出版インフラ(取次との関係、印刷会社との関係、物流業者との関係)を断ち切れない。どころか、それが前提条件になっている。

2)ビジネスモデルが、そもそも「編集部」への人材投入という前提条件から抜けられない。どころか、極端な言い方をすると神聖視されている。

3)電子化が自らの職域を侵しかねないと言う危機感をマネージメントサイド、およびセールス担当者が認識している。

と、いう出版社(全部が全部そうとは限りませんが)の社内事情、社内環境を鑑みるに。あまりに飛びすぎた(現状のビジネスモデルからの飛躍が激しすぎ、実効性がない)提案だったと。

「在庫レスにして」「売れ行きデータがリアルタイムに読めて」「新刊情報を、できるだけファンの人たちに最適化して届ける」と、いう、ある意味普通のアプローチが、既存の出版社には理解じづらい。そこには構造的に乗り越えられない深い溝があるように思います。

その一方で、「知的アーカイブのスタンダードとしての書籍」を膨大な資本を活用して電子化し、またその検索ソリューションに於いては、日々磨きをかけているGoogleは、究極のパブリッシャーあるいは出版取次たる条件を満たしているのではないかと思います(※1)。

その可能性に気づいて、RSS流通を前提にした出版業あるいは取次業に乗り出すのは、恐らく従来の出版社/取次業者ではなく、IT系の企業でしょう。そのブレイクスルーは、そう遠くない時点で起こると思っています(※2)。

例えば○○とか、××、なんて余り情報開示すると自分の首を絞めかねないので、このへんで!
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AdobeとMacromediaの結婚にXMLの夢を見たいかも?
またもやR30さんのブログですが、「AdobeとMacromediaはXMLの夢を見るか」で指摘されている、今回の買収がもたらしうる環境変化(いや、今回の買収を突き動かした環境変化と言うべきか?)には非常に納得させられました。

http://shinta.tea-nifty.com/nikki/2005/04/adobemacromedia_01b4.html

 Adobeが抱えてきたペーパーパブリッシング系のユーザーは、今おそらく10年に1度の大きな転換期を迎えている。日本でも既に起こっていることだが、ウェブサイトが雑誌や広告の市場を荒らし、紙だけを作っていたのではもう収益を稼げない時代に入ってきた。従来テキストや画像処理など、それぞれの領域だけで進められてきたデジタル化を、プリプレスのプロセス全体で統合し、さらにXML化したデータをリアルタイムでウェブなどにコンバートする技術が必要になっている。

(中略)

 実際のところ、「DTPソフトに入力した記事を、そのままウェブサイトのフォーマットに変換してページを自動生成して、しかも著作権保護をかけたFLASHにコンバートしてPDAブラウザ向けにばらまけないのか」とかいうことをしょっちゅう考えていたが、こんな壮大なコンテンツ配信のフロー、ある程度のアプリケーションがなければできるわけがない。そして、今はXMLというバックエンドのDBにリアルタイムでジョイントできるDTPソフトも、ウェブ開発ソフトも、マルチメディアオーサリングソフトも、まだ存在しない。


デジタオのbook it!では、blog->XML->PDFという流れで、ブログがまるごと直ぐ本になります。ところが、この逆の流れ、ペーパーメディアからウェブコンテンツへの流れは、重くて扱いにくいPDFにコンバートする以外の有効なチョイスがありませんでした。

上のようなコンテンツ配信フローは、非常に魅力的ですし、様々な可能性があるように思います。特に、従来ペーパーメディアに収められてきた知的情報編集業務をこのプラットフォームに載せることで、いわゆるセマンティックウェブと言われる知的なウェブ空間のネットワークに、より一層拡がりと深みがもたらせる可能性があります。

「本」という知的情報保存フォーマットのディファクトが、いとも簡単にRSS/XML情報に変換できるとすれば、これは利用者にとっては非常にありがたいことです。また、著者側/版元側にとっても、電子化のコストというのは何に付けハードルとなっていたので、そういった意味でもブレイクスルーになりそうです。

しかも、人手による編集作業を経なくても、自動的に意味構造を付与できる(あるいはしやすくなる)という部分も無視できません。要は、執筆→出版→購読のフローがより低コスト化され、また、そのなかで各アーカイブが評価され引用され、あるいは相互編集され、というネットワーク的な編集作業が発生するという刺激的な面も想定できます。


今回の買収劇については「企業遺伝子の強度」に思い至り、また、昨日のエントリーで触れた「製造業としての出版業にイノベーションは来るのか?」的なアプローチで、製造&流通側から出版ビジネスを考えようと思っていたのですが、こと「本」を巡る流通環境の地殻変動というポイントについては、今回のR30さんのご指摘(出版フローのメカニズムが変わっていくであろうこと)の方が本質を突いているような気がします。いまさら東日販や大凸から考えても、そのアプローチ自体が陳腐化しているのかも知れません。



それにしても、最近ますますJUGEMのサーバーが重いような気がします。ユーザーの新規登録をしていないはずなのに、なぜでしょうか?クマガイコムを拝見していても重いので、熊谷会長も同じ環境でJUGEMを使われているようです。お客様からクレームは来ないのだろうか?知り合いの作家さんも引っ越されるようですし、確かにこれだけ遅いとJUGEM離れはやむを得ないような気がします。ですが、サービス開始時に登録してからずっと愛用しているじゅげまーとしては、なんとか持ち直して欲しいと切に願っております。

余談:
CNETの記事「日本のSEMの将来はモバイルと情報選定に注目」を読んで、「恋愛占いSEM」というのを考案してしまいました。早速、提案提案。ブログ執筆にはまっていると、その内破綻しちゃいます(笑)。仕事仕事!
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スマートなニッポンのケータイ
http://tb.japan.cnet.com/tb.php/20082728

ドコモがフルブラウザ(Opera)搭載のFOMAをリリース、の前日には、「Vodafone 702NK向けにフルブラウザのNetFrontが登場」のニュースが。

詳細はINTERNET MAGAZINEの4月号(特集:ケータイが熱い!)に詳しいのですが、ここに来て、

・IP化とBB化のさらなる進化
・ケータイキャリアへのベンチャー企業進出
・ケータイプラットフォームのオープン化
・ケータイ向け汎用OS/ブラウザーの投入
・ケータイキャリアのISP化
・フルブラウザー搭載によるコンテンツ利用の拡大

といった動きが加速しています。こうなると、端末の設計、コンテンツの課金モデル、多様化するサービス利用形態、マルチメディア化の進行など、関連していろいろな動きが出てくると思われます。

このあたりの方向性について、ブログチェーンを追いたいと思います。

 901i発表会での質疑〜端末メーカーに言いたいこと
 http://mita.cocolog-nifty.com/mita/2004/11/901i_3.html

 iPod の成功と NTT ドコモの未来
 http://kazuho.exblog.jp/1244615

 企業はスマートフォンを欲するか?
 http://shinta.tea-nifty.com/nikki/2004/12/smartphone.html

 iPod の成功と NTT ドコモの未来 (その2)
 http://kazuho.exblog.jp/1303265

 あいまいでスマートなニッポンの携帯
 http://shinta.tea-nifty.com/nikki/2004/12/smartphone2.html

※すでにimpressやCNETなどの既存メディアでは追いつけないくらいの高度なディスカッションになっているような気がします。このあたりの、ブログジャーナリズムの進化についてもぜひ今度追ってみたいと思います。

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OLD OLD THING
NEW NEW THINGっていいタイトルだ。先のその先を捉えていく人。でも、その変形で、NEW NEW THING -> NEW THING -> THING -> OLD THING -> OLD OLD THINGっていうのも考えられますね。その類型にいろんなビジネスをはめ込んで考えるのも、きっと面白い。

ジムクラークのジオメトリーエンジン。90年代初頭、当時在籍していたサイトロンで触れたときにはとにかく熱狂した。3次元をネーティブに扱える洗練されたシステムは、当時他になかったから(そのかわり無茶苦茶高かったけどね)。
でも、当時その「本質」を捉えることが出来ていれば、そのままゲーム開発には向かわなかっただろうなぁ..と、思う。
で、ごく一部の超エリートインド人技術者集団は、いち早くその「本質」に気づき、「ジムクラーク軍団(全員が遊撃隊、組織力はゼロ、常に総員最前線!)」に身を投じた。

ヘルシオンは息絶えたけど、フォーカスは間違っていない。日本でも社会保険事業のマーケットをブログ/ソーシャルの側から捉え直し、全く違う視点からビジネス化するというアプローチはありだと思う。どなたかいかがですか?(笑)きっと、血みどろの闘いになるだろうけど、日本社会への貢献は計り知れない。

 『モザイク』誕生から10年、アンドリーセン氏に聞くウェブの未来 WIRED より

 http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/Business/story/20030224105.html

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NEW NEW THING
亀淵社長退任。そりゃそうだろうなぁ。何をいまさら?と思わないでもない。

Skype + PodCasting = SkypeCasting なんてシビれる技術が出てきている今、音声コンテンツのおもしろさについては新たな可能性がクローズアップされている訳だし、視点の置き方次第ではiTMSとは全く違うアプローチのビジネスモデルを自前を展開できそうな気がするが、それはまったくあり得ないことなんだろう。

2002年頃から正攻法で(?)ブログ出版の事業プランを最大手も含めた版元向けに提案してきた経緯を振り返って考えるに、いったん固まってしまったビジネスモデルコンセプトをひっくり返すのは非常に難しい。
堀江社長が「どうせ殺すなら自らの手で」と考えるのもよく分かる。言い古された喩えだけれども「駅馬車会社に鉄道は造れない」「鉄道会社に自動車は造れない」だ。

図書館で借りてきて今読んでいるのがシリコングラフィックス、ネットスケープ(元モザイクコミュニケーションズ)、ヘルシオン共同設立者ジムクラークのことを描いた「NEW NEW THING」。

ネットバブル崩壊の元凶という見方もあって、今まで手に取らなかったんだけれども、それは間違いだった。いまだに彼のビジョンやコンセプトは生きている。それに、ネットスケープ上場以降の変遷についても彼自身はちゃんとした定見に基づき、適正な予測をしていたことに驚かされると同時に、そこから読みとるべき教訓も多いと思う。

未来を予見しそれを実現することを起業家と言うなら、彼こそその頂点だろう。ヨットクルージングに没頭していると言うことにさえ(ただの金持ちの放蕩だと思っていた)事業機会になっている。
ヘルシオンの契機になったのもオートバイ事故とその入院体験。ネットスケープに関しては、当時SGIが積極果敢に進めていたセットトップボックス事業(当時はこれがインターネット革命の本命だと思われていた。情報家電のはしり)の立ち上げと失敗から、見事にインターネットの本質を理解し、新たな事業機会を捉えている。

失敗は失敗と思うから失敗なんだ。なんて、言うのは簡単なことだけど、実際にはなかなか難しい。

RSS流通/セマンティックウェブのトレンドはこのまま止まらないと思うのだけど、ただ、RSSリーダーはそのトレンドを牽引するキラーアプリケーションにはならないと思う。そして、それを発明する奴は、きっと2006年のネットスケープを創り出せるだろう。
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